隕石と地球の石を見分ける方法

隕石と地球の石を見分ける方法

 

どうやって隕石と地球の石を見分けるのか?

 

見分ける方法はいろいろあるのですが、
まずもっともわかりやすいのが

 

石の表面が溶けたような
黒い跡があるかどうかです

 

 

隕石は、地球に落ちるとき、
秒速約12kmと新幹線の約200倍の
ものすごい速さで地球の大気とぶつかります

 

大気とぶつかった時に表面が溶けるほどの
熱を受けて黒くなります

 

この表面が黒くなった部分は
フュージョンクラストと呼ばれます

 

 

次にわかりやすいのが
石が磁石にくっつくかどうかです

 

 

地球の石は、地球ができる46億年前に
一度ドロドロに溶けています

 

その時に比重の重い鉄などの金属類は
中心のコアの方に、軽い物は地球の
表面に分かれています

 

 

そのため、地球の石には鉄などの金属は
ほとんど含まれていないです

 

 

隕石は鉄などの金属を地球の石よりも
多く含んでいます

 

 

隕石が磁石にくっつく事を利用して
隕石を見つける人たちがいます

 

 

トレジャーハンターのように
お宝の隕石を発見してお金を
もうけている隕石ハンターと
呼ばれる人たちがいます

 

 

隕石ハンターがよく使う手は

 

砂漠の中で金属探知機を用いて
隕石を探しています

 

 

石の表面が黒っぽくて
磁石にくっつくなら隕石である
可能性が高いからです

 

 

 

隕石がよく見つかる場所として

 

 

南極と砂漠があります

 

 

その理由が、

 

 

南極や砂漠のように白い大地や
砂ばかりの場所に

 

表面が黒っぽい石は発見しやすいからです

 

 

 

石の表面が黒っぽいのと、磁石にくっつく以外に
隕石として見分けやすいのが

 

コンドリュールと呼ばれる
小さな丸い粒を含んでいるかどうかです

 

 

 

上の画像のように、コンドライトと
呼ばれる隕石中には

 

0.1mm〜数mmの小さな丸い粒を
含んでいいます

 

この丸い粒をコンドリュールと呼びます

 

 

この丸い粒のコンドリュールは
重力のない宇宙空間で
溶けたために丸い粒状になっています

 

 

この丸い粒のコンドリュールを
含んでいるかどうかも
隕石を見分ける一つになります