隕石はどこから来たのか?

隕石はどこから来たのか?

 

隕石はどこから来たのかは
ずっと確定されてませんでした

 

 

これまで目撃された隕石を
3方向から見た映像を使って
起動計算をした結果

 

 

おおよその場所として
火星と木星の間にある
小惑星帯から来たのではと
考えられてました

 

隕石はどこから来たのか?

 

 

この小惑星帯は、岩石質の
大小無数のチリや石、岩が集まっています

 

 

最近までは隕石はこの小惑星
から来ているだろうと考えられていましたが
確かな証拠がありませんでした。

 

 

しかし、

 

 

日本の探査機「はやぶさ」が
小惑星イトカワのサンプルを持ち帰り
分析をした結果

 

小惑星イトカワは

 

普通隕石と呼ばれるタイプの隕石と
同じ鉱物や化学組成をしていることがわかりました。

 

この結果から隕石は小惑星からきたことが
科学的に明らかになりました。

 

 

 

 

多くの隕石は火星と木星の小惑星帯
から来ていますが、

 

しかしそれ以外にも

 

 

彗星や火星、月から来ている
隕石も中にはあります

 

 

さらに、隕石の中には、
太陽系以外の場所でできた
物質を含んでいるものもあります。

 

 

太陽系以外の場所でできた
小さな粒子のことをプレソーラーと呼びます

 

 

このプレソーラーは数百nm〜数μmサイズと
特殊な顕微鏡を使わないと見えないような
とても小さな粒子です

 

 

このプレソーラーは元素の同位体比が
太陽系の物資と大きく異なるという
特徴を持っています

 

 

物質を作っている元素は原子核は
陽子と中性子でできています

 

陽子の数によって元素は変わり
陽子の数は同じだけど、中性子の
数が違うものは同位体と呼びます

 

 

例えば、水素は陽子の数が1個、
酸素は陽子の数が8個になります

 

この時、酸素の陽子の数は8個ですが、
中性子の数が、8個、9個、10個のものがあり

 

陽子と中性子の数の合計が16個、17個、
18個である酸素が3つあります。

 

このように陽子の数が同じで同じ酸素ですが、
中性子の数が違うもののことを同位体と
呼びます

 

同位体比は、この中性子の数の違う
酸素の割合のことをいいます。

 

 

 

小さな粒子のプレソーラーは
同位体比が太陽系の物質とは
まったく違っていることから

 

超新星爆発などでできた
太陽系外の物質だと考えられています

 

 

 

隕石は小惑星や彗星だけではなくて
太陽系の外の情報までも
知ることができるんです